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一時帰国前必読!日本でアメリカのクレジットカードを使う時の落とし穴

更新日:7月24日

日本への一時帰国
日本への一時帰国

こんにちは、在米日本人のための

お金の知識を発信するともえです!


もうすぐ夏の一時帰国シーズンですね。

久しぶりの日本、楽しみにしている方も

多いのではないでしょうか?


でも、日本でアメリカのクレジットカードを使う時、意外な落とし穴があることをご存知ですか?


「え、これまでずっと損してたの?」という声を本当によく聞くので、今回は一時帰国でのクレジットカード利用について、損しないための知識をシェアします。




結論:

日本での支払いは「日本円」一択!


実際にあった失敗例


先月一時帰国した友人の体験談です。

新宿の高島屋で8万円の買い物をした時のこと。

決済画面で:

  • 日本円: ¥80,000

  • 米ドル: $620

「ドルなら分かりやすいし、アメリカのカードだから」と$620を選択。


でも実際の為替レートで計算すると

$533程度だったはず。

約$87も多く支払っていたんです!


これが

DCC(Dynamic Currency Conversion)の罠。

一時帰国で10日間滞在し、

トータルで$200以上も損していました。




日本でよくあるDCCの場面

成田・羽田空港

  • 免税店での高額商品購入

  • 空港内レストランでの食事

  • お土産の大量購入


都市部の百貨店・家電量販店

  • 高島屋、伊勢丹、三越での買い物

  • ヨドバシカメラ、ビックカメラでの家電購入

  • 銀座、表参道の高級ブランド店


観光地

  • 京都の老舗店での和装小物購入

  • 温泉旅館での土産物購入

  • 富士山周辺の観光施設



在米日本人に多い「うっかりミス」

  1. 「アメリカのカードだからドルが安全」という思い込み

  2. 日本語の説明がないため、英語表記のドルを選んでしまう

  3. 免税店で「Tax Free」と「USD」を同時に選択してしまう

  4. 高額商品ほど「ドルなら分かりやすい」と思ってしまう



一時帰国でのクレジットカード事情


Foreign Transaction Fee(海外取引手数料)の現実


アメリカから見ると、日本は「海外」。つまりForeign Transaction Feeが発生します。


一時帰国での典型的な支出例:

  • 家族との食事: $200

  • 実家への手土産: $150

  • 友人へのお土産: $100

  • 洋服・化粧品: $300

  • 家電製品: $200

  • 合計: $950


手数料3%のカードを使った場合:

$28.50の手数料

年2回一時帰国なら:年間$57の手数料



海外手数料無料のおすすめカード(2025年7月時点)


一時帰国の際のクレジットカード
一時帰国の際のクレジットカード

プレミアムカード(一時帰国で元が取れる)

  • Chase Sapphire Reserve: 年会費$550

    • 一時帰国での利用で年間$100以上節約

    • 成田・羽田のPriority Pass利用可能

    • 手荷物遅延保険で一時帰国のトラブルもカバー


  • Chase Sapphire Preferred: 年会費$95

    • 年2回の一時帰国なら十分元が取れる

    • 旅行保険で安心



年会費無料カード(コスパ重視)


  • Capital One Quicksilver: 年会費無料

    • 1.5%キャッシュバック

    • 海外手数料完全無料


  • Capital One Venture One: 年会費無料

    • 1.25マイル/ドル還元

    • 次回の一時帰国にマイル活用





実際の節約効果(一時帰国10日間の場合)


日本での支出$1,000の場合:


支払い方法       実際の支払額   差額

日本円 + $1,000 ー

海外手数料無料カード


日本円 + $1,030      +$30

海外手数料3%カード


DCC(ドル支払い)    $1,070      +$70



年2回一時帰国なら年間$140-200の差が出ます!



一時帰国前のチェックリスト


→出発前の準備

海外手数料無料カードの確認

  • メインカードの手数料をチェック

  • 無料カードがない場合は早めに申し込み


利用限度額の確認・引き上げ

  • 一時帰国は出費が多くなりがち

  • 家電購入等で高額決済の可能性


Chase/Citi等への旅行届

  • 日本での利用を事前通知

  • 不正利用防止のため必須




→日本での使い方

決済時は必ず「日本円」を選択

  • 「JPY」「円」「¥」表記を選ぶ

  • 「USD」「Dollar」は絶対避ける


DCC画面の見分け方

  • 2つの金額が表示されたら要注意

  • 「手数料込み」「便利」等の文言に惑わされない


特に注意すべき場所

  • 空港(成田・羽田・関空)

  • 百貨店(高島屋・伊勢丹・三越)

  • 家電量販店(ヨドバシ・ビック)

  • 高級ブランド店(銀座・表参道)



一時帰国あるある対策

「日本だから現金が安心」は古い常識

  • 最近は日本でもカード対応店舗が急増

  • 現金両替の手数料の方が高い場合も


「日本のカードを作った方がいい?」

  • 短期滞在では審査が困難

  • アメリカのカードで十分対応可能


一時帰国をもっと楽しく
一時帰国をもっと楽しく

まとめ:

賢いカード活用で一時帰国をもっと楽しく


一時帰国は久しぶりの家族・友人との時間、美味しい日本料理、ショッピングなど、楽しみがいっぱい。

でもちょっとした知識の差で、年間$200以上も損してしまうのはもったいないですよね。


特に在米日本人の私たちは:

  • 年2-3回の一時帰国

  • 1回あたり$1,000以上の支出

  • 空港・百貨店での高額決済

など、DCCの罠にハマりやすい条件が揃っています。


次回の一時帰国前に、ぜひお手持ちのカードをチェックして、余計な手数料を払わずに、その分を美味しい食事や家族との時間に使ってくださいね!




この記事は2025年7月時点の情報をもとに作成しています。一時帰国の際は最新の為替レートや手数料をご確認ください。

 
 
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